足白癬(水虫)について

北中山皮膚科医院 酉抜 和喜夫

夏に多い皮膚病として、今回は「水虫」についてお話いたします。

1.病態:白癬菌が足の角質層に感染したもので、臨床上3病型に分類されます。

    (1)趾間びらん型・・・趾間がジクジク
    (2)小水疱鱗屑型・・・足底に好発
    (3)角質増殖型・・・足底がゴワゴワして厚くなる

    また、難治性の足白癬では、足爪白癬を伴っている例が多いので、爪の診察も必要です。 この場合爪は黄白濁・肥厚します。

2.診断:病変部より皮膚片・つめ破片を削り、顕微鏡検査で菌要素を確認します。

3.鑑別疾患:接触皮膚炎、慢性湿疹、足底角化症、掌蹠膿疱症、趾間紅色陰癬、爪異栄養症など。

4.治療:抗白癬菌外用剤が主体ですが、病変部より広めに そして3〜4ヶ月間外用します。また 病型により、短期間内服薬を併用する場合もあります。爪白癬の場合は、内服薬が必須で、半年〜1年位必要です。

5.日常生活上の留意点:清潔と乾燥に努めることが基本です。

    (1) 足をよく洗い ガーゼ挿入や5本指ソックスなどで趾間をあける。
    (2) 毎日 同じ靴をはかないようにする。
    (3) 家庭では、スリッパや足ふきマットを共有しないこと。畳や床を定期的に掃除するなどです。 
       
今年の夏は、水虫退治作戦を実行しましょう。


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