「にきび」ついて

北中山皮膚科医院 酉抜 和喜夫

思春期に好発する代表的な皮膚病である “にきび” について考えてみましょう

1.病因:脂腺性毛包が侵される病気で、種々の要因が関与します。
  1. 性ホルモンによる皮脂分泌の増加
  2. 汚れ、化粧品、皮垢などで毛包が閉塞
  3. にきび菌による皮脂分解物(遊離脂肪酸)毛包炎症
  4. 毛髪の刺激
  5. 不規則な生活(寝不足、栄養のアンバランス)
2.治療:基本的には下記2点を行います。
  1. 外用;抗生物質,イオウローション(脱脂と角質溶解作用)
  2. 内服;抗生物質,ビタミン剤(脂質代謝改善)
3.誘発因子の除去という意味で、日常生活での注意点を列記します。
  1. バランスのとれた食事(野菜類を多く、糖分・脂肪を少なく)
  2. 規則正しい生活と十分な睡眠
  3. 化粧は控えめに、そして早めに落とす
  4. 毛髪、衣服での皮表への刺激を避ける
  5. 十分な洗顔を(脱脂力のある石けんで、ぬるま湯で、1日2回以上の洗顔)
にきびは、放置するとにきび瘢痕になる場合もあり、病変の進行を早期に抑えることが重要です。生活上の注意点に留意することにより、にきびはかなり改善がみられます。


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