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さど眼科 佐渡 一成
アレルギーとは
細菌やウイルスなどの病原体や異物が体内に侵入しても大事にいたらないように、我々の体をこのような外部のものから守る働きがあります。これを「免疫」といいます。ところが、この免疫が過敏・過剰に反応してしまい、我々にとってかえって不都合になることがあり、これをアレルギーと呼びます。
アレルギーの原因
アレルギーの原因(アレルゲン)として、最も頻度が高いものは花粉とハウスダスト(住宅内の細かいほこりで、ダニの死体や糞、カビ、ペットの毛やふけなど)です。このように代表的なアレルゲンのひとつが花粉です。
花粉症の原因
主な花粉症の原因は、早春のスギ、春から秋にかけてカモガヤなどのイネ科植物、秋のブタクサ、ヨモギなどキク科植物の花粉です。
花粉症の中で一番多いのはスギ花粉アレルギーです。宮城県では例年2月末から3月のはじめにスギ花粉が飛散し始めるようです。
花粉症の発症
去年まで平気でも、突然過敏性が表にあらわれて発症することが特徴です。ストレスや環境の変化が誘因になることもあります。
花粉症の症状
1) 眼:強いかゆみが中心で、充血やめやに 涙が出やすい状態にもなります。
2) 鼻:くしゃみ、鼻水など
花粉症の予防:花粉との接触を極力避けること
・ 外出時には眼鏡やマスクを着用。
・ 花粉を容易に払い落とすことのできるコートの着用。
・ 帰宅時には玄関に入る前に花粉を払い落とし、家に持ち込まない。
・ 外で干した洗濯物や布団は花粉をよく落としてから取り込む
花粉症の治療
1) 点眼薬
・ ステロイド:よく効きますが眼圧上昇などの副作用が現れる危険がありますので医師の指示に従ってください。
・ 抗アレルギー薬・抗ヒスタミン剤:非ステロイド性で副作用の危険は少ないのですが、効果発現までに2週間程度かかることが多く、発症時期の2週間くらい前から点眼を始めるのが最も効果的。
2) 点鼻薬
・ 抗アレルギー薬:鼻水、鼻閉などに有効ですが、やはり発症時期の2週間くらい前から点眼を始めるのが最も効果的。
3) 内服薬
・ 抗ヒスタミン剤・抗アレルギー薬:重篤な副作用はほとんどないため、点眼薬や点鼻薬だけでは効果が不十分な場合、併用されることが多い。抗ヒスタミン薬は特にかゆみには有効ですが、眠気がでやすい
・ ステロイド(副腎皮質ホルモン):重症の場合は使用する場合もありうるが、副作用の方が問題で通常花粉症では使用されない。
4) 注射
・ ヒスタミン加人免疫グロブリン:ヒスタミンに対する防御力を誘起させる。約1週間間隔で数回皮下注射する。効果の持続期間は患者によって異なるが、通常数ヶ月持続する。
・ 減感作治療:アレルギーの原因物質を希釈したエキスを繰り返し長期間注射して、慣れさせアレルギーを起こさないようにする治療。
まとめ
非常につらい花粉症の対策としては、予防が第一。
例年発症する方は抗アレルギー薬・抗ヒスタミン剤などを症状発現時期の2週間前から使用する。このことで症状は随分軽症ですむことが証明されていますし、ステロイドの副作用を心配しなくてすみます。また、それでも症状が強くなってしまった場合には一時的にステロイドを併用します。ステロイドは非常によく効く薬ですが、副作用などの問題がありますので最後の切り札にとっておきましょう。
もう症状が出てしまった場合は、病院で相談しましょう。
当院の場合は、症状や時期に応じて点眼・点鼻・内服・注射を含め、ステロイドと抗ヒスタミン剤・抗アレルギー薬などを適切に併用したり、変更したりしながら治療しております。
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